治療に使う大量の水

歯科クリニックで使う水
タービンが噴射する水、うがいをする水など水を使う機会が多くあります。水に大量の細菌が混入を想像したことがあるでしょうか。アメリカでは水によって感染症が確認されました。日本の水道水は世界トップレベルの安全性を誇ります。アメリカと違って安心ではないかと思います。
1㏄の水に細菌は100個以下と厳格に定められていますが、蛇口からの水が機械設備通過途中に細菌繁殖します。治療中患者の唾液がチューブに入り滞留している水に混ざる事は問題視されています。家庭排水溝の7倍になります。日本では20年前から安全な水で歯科治療を取り組んでいます。殺菌されて無菌水になるように水道水の電気分解、弱酸性でありながら無害な事が重要です。
滅菌処理問題
平成26年6月厚生労働省より歯科医療の院内感染対策がありました。歯科用ハンドピース滅菌処置が不十分である旨の報道がありました。
平成23年6月、医療機器を安全に管理、適切な洗浄、消毒又は滅菌、消毒薬や滅菌用ガスが生体に有害な影響を与えないよう十分に配慮を勧められていました。
平成25年度歯科保健医療情報収集等事業、一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針で、使用したハンドピースは患者ごとに交換、オートクレーブ滅菌を強く勧められます。しかしながら、一部の歯科医院でハンドスピナーの滅菌処理が不十分である事が分かり、院内感染の恐れがありました。多くの患者の治療にあたるとちょっとだけなら良いだろうと気の緩みから大きな感染症になります。